ジムやボクシングのトレーニングでよく見かける「サンドバッグ」。パンチやキックをバシバシ打ち込めるアレですね。最近では、ダイエットやストレス発散目的でサンドバッグを使う人も増えています。
でもちょっと待って。「サンドバッグ」って言うくらいだから、中身はやっぱり砂なんだよね……?
実は「砂」じゃないんです!
名前から想像しがちですが、サンドバッグの中身は砂ではありません。実際には、ウエス(古布の切れ端)が詰められていることがほとんどなんです。
その理由は、もし砂を詰めてしまうと、時間が経つにつれて袋の底に砂が沈み、下の方がカチカチに固まってしまうから。そんな状態でパンチを打ち続けると、手首や拳をケガする原因にもなってしまいます。
じゃあ、なぜ「サンドバッグ」って呼ぶの?
実はこの「サンドバッグ」という呼び名、日本独自のものなんです。海外では「トレーニングバッグ」の名称が一般的。
ボクシングが日本に伝わってきた際、トレーニングバッグに何を詰めて良いか分からず砂を詰めて練習していた名残りで「サンドバッグ」の名称が普及しました。