子どもから大人まで盛り上がれるパーティーゲームとしておなじみの「黒ひげ危機一発」(タカラトミー)。
剣を1本ずつ刺していって、黒ひげ人形が飛び出したら負け!──そんなルールで遊んだことがある方も多いのではないでしょうか?
でも実は、このルール、本来のルールとは真逆だったって知ってましたか?
発売当初は「飛び出したら勝ち」だった!
「黒ひげ危機一発」が発売されたのは1975年。
このゲームの背景ストーリーはというと──
海賊の親分(黒ひげ)が敵に捕まり、樽の中に閉じ込められてしまった。プレイヤーたちは剣で縄を切り、親分を救出するという設定。そのため、黒ひげが飛び出したら「救出成功=勝ち」だったんですね。
テレビ番組がルールを変えた?
ところが、その翌年から放送された人気番組『クイズ!ドレミファドン』で、「飛び出したら負け」という逆のルールが紹介され、一気にこのルールが浸透。
それに困ったタカラトミー側は、「勝ちか負けかは遊ぶ前に決めてください」という中立的な立場をとっていた時期もあったそうです。
そして30年後、ついにルールが再び変更!
1995年には正式に「飛び出したら負け」がパッケージに記載され、公式ルールとして定着。
しかし、発売から50周年を迎えた2025年、なんと30年ぶりに公式ルールが変更され、「飛び出したら勝ち」に原点回帰!
元の“黒ひげ救出ゲーム”として生まれ変わったのです。